概要
2023年にチーム運営やプロジェクト管理の円滑化を目的に検討したOSSをまとめます。
コミュニケーション
mattermost(マターモスト)
ナレッジツール
outline
特徴
- 複数人による同時編集が可能
- トグルのON/OFFでページ単位でdocのWEB公開が可能
- 添付ファイルの格納ストレージはS3やGCSを利用可能
- draw.ioなど外部サービスとの連携もそこそこ豊富
- デフォルトの言語セレクタで日本語対応可能
- UIがモダン(これは好みですが)
唯一癖があるなと感じた点は、独自の認証機能を保有していないところです。
なので、認証には外部サービスの認証(OIDC)機能を活用する必要があります。
導入時にはmattermostを運用中だったので、そちらのOIDCを利用して構築しました。
keycloak等のIAM OSSを導入して認証はそこに任せるような構成もありかもしれません。
https://docs.getoutline.com/s/hosting/doc/authentication-7ViKRmRY5o
https://developers.mattermost.com/integrate/apps/authentication/oauth2/
growi
特徴
- ドキュメントの作成にリッチテキストとMarkdown(マークダウン)方式で記載可能
- ドキュメントの検索に、Elasticsarchを採用しており、高速な全文検索が可能
- 検索対象を作成日時や期間など選択可能
- テーマやレイアウトの変更が可能
ナレッジツールとしての基本的な機能は、
outlineと比較してもどちらが完全に優位ということはありませんでしたが
UIの好みから今回は採用を見送りました。
type.md
特徴
- googleドライブ上でMarkdown(マークダウン)方式でファイルを管理可能
- スタータープランでも基本的なことはすべて可能
プロジェクト管理
taiga
特徴
- アジャイルチーム向けのプロジェクト管理ツール
- デフォルトの言語セレクタで日本語対応可能
- いわゆる「スクラム」、「かんばん」タイプの管理が可能
- ガントチャート機能は、なし
ローカルにdockerで導入した感じでは、
直感的なユーザーインターフェイスのおかげで操作に困ることはありません。
また、構築も比較的容易に実現できて、動作も軽量です。
https://community.taiga.io/t/taiga-30min-setup/170
来年は・・・
以下のような現在積極的に開発が実施されている
notionやmiroの代替となるOSSの動向に注目してみたいと思います。
notionやmiroのalternative oss
appflowy
notionの代替OSSです。
今はまだ日本語入力に不具合があります(20231226現在)
https://appflowy.io/
affine.pro
notionやmiroの代替OSSです。
こちらはverによって日本語まわりの不具合があったりなかったり(20231226現在)
https://affine.pro/